
グリーンまで残り30〜50ヤード。初心者がいちばんスコアを落とす距離です。
フルスイングでは大きすぎる、かといって小さく打つと届かない。「力加減」で調整しようとするから毎回バラつく——これが原因です。
この記事では、力加減ではなく「振り幅」で距離を作る方法を、プロの動画とあわせて解説します。
📝 この記事の結論
- 距離は力加減ではなく「振り幅」で作る
- 構えはどの距離でも同じ。変えるのは振り幅だけ
- まずは1本のクラブで3つの振り幅を覚える
- 迷ったら転がす。上げるのは難しい
🚫 なぜ距離が合わないのか
原因はほぼ一つ。毎回「力加減」で調整しようとしているからです。
- 力加減は体調や緊張で簡単に変わる
- 同じ「軽く打つ」でも日によって飛距離が違う
- 結果、ショートしたり大オーバーしたりを繰り返す
⚠️ もう一つ多いのが「飛ばそうとして大きく構える」ミスです。飛びそうな構えをすると力が入り、ダフリやトップの原因になります。
🕒 解決策:振り幅で距離を決める
プロがやっているのは「振り幅を何段階か決めておく」という方法です。
時計の文字盤でイメージする
腕(クラブ)が上がる位置を、時計の針に見立てます。
| 振り幅 | 目安の位置 | 距離の目安 |
|---|---|---|
| 小 | 腰の高さ(8時) | 20〜30ヤード |
| 中 | 胸の高さ(9時) | 40ヤード前後 |
| 大 | 肩の高さ(10時) | 50ヤード前後 |
ℹ️ 距離の数字はあくまで目安です。人によって変わるので、練習場で自分の実際の距離を測ることが大切です。「自分の中の振り幅」を持つことが目的です。
大事なのは「構えを変えないこと」
距離が変わっても、構え方は同じにします。
- スタンス幅・ボール位置・体重配分はすべて同じ
- 変えるのは振り幅だけ
- 構えを毎回変えると再現性がなくなる
🎯 まずは1本のクラブで覚える
初心者がやりがちなのが、クラブを何本も使い分けようとすることです。
- 最初はサンドウェッジ1本でいい
- 1本で3つの振り幅を覚えれば3種類の距離が打てる
- クラブを増やすのは振り幅が安定してから
⛳ 迷ったら「転がす」
アプローチには大きく転がす/上げるの2種類がありますが、初心者は転がすのが基本です。
| 打ち方 | 難易度 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 転がす | やさしい | グリーンまで障害物がないとき |
| 上げる | 難しい | バンカーや池を越えるとき |
- 転がすほうがミスの幅が小さい
- 上げるのはダフリ・トップが出やすい
- 越えるものがないなら迷わず転がす
📺️ 動画①:10〜50ヤードのアプローチの基本
215万回再生の定番動画。グリーン周りでミスしないための基本を解説しています。まずこの1本から。
⏱️ 動画の見どころ(タップでジャンプ)
📺️ 動画②:40〜50ヤードの振り幅
10ヤード刻みで振り幅をどう変えるかを、正面からの映像つきで具体的に説明しています。この記事の核心部分です。
⏱️ 動画の見どころ(タップでジャンプ)
📺️ 動画③:3種類の打ち分け
使う打ち方は3種類だけでいいという考え方を解説しています。転がしと上げの使い分けが分かります。
⏱️ 動画の見どころ(タップでジャンプ)
❓ アプローチの距離感でよくある質問
振り幅を覚えるにはどう練習すればいいですか?
練習場で「腰の高さ」「胸の高さ」「肩の高さ」の3つを、それぞれ10球ずつ打って飛距離を記録してください。自分の実際の距離が分かれば、コースで迷わなくなります。大切なのは目安の数字を覚えることではなく、自分の振り幅と距離を対応させることです。練習の進め方はゴルフ初心者の練習方法も参考にどうぞ。
クラブは何を使えばいいですか?
最初はサンドウェッジ1本で十分です。1本で3つの振り幅を覚えれば3種類の距離が打ち分けられます。クラブを何本も使い分けるのは、振り幅が安定してからで構いません。ウェッジ選びはゴルフウェッジの選び方で解説しています。
転がすのと上げるの、どちらを選べばいいですか?
越えるべき障害物(バンカーや池)がなければ、迷わず転がしてください。転がすほうがミスの幅が小さく、大きな失敗になりにくいためです。上げる打ち方はダフリやトップが出やすく、初心者には難易度が高くなります。
ダフってしまうのですが
飛ばそうとして大きく構えたり、手首を使って上げようとすると、ダフリが出やすくなります。構えは小さく、振り幅だけで距離を作ることを意識してください。根本的な直し方はダフリの原因と直し方にまとめています。
📝 まとめ:距離は「振り幅」で作る
最後に、この記事の要点をもう一度。
- 力加減で調整するとバラつく。振り幅で決める
- 構えは変えず振り幅だけを変える
- まずは1本のクラブで3つの振り幅
- 迷ったら転がす
30〜50ヤードはもっともスコアを縮めやすい距離です。
飛距離を伸ばすより、この距離を安定させるほうが早くスコアが良くなります。









