
YouTubeで調べても動画が多すぎて、どれが基本なのか分からない…。
こんな悩みに答えます。
この記事では、合計490万回以上再生されている人気パターレッスン動画4本をすべて視聴・分析し、ツアープロ・人気コーチ4人が共通して教えている「パターの基本」を1記事に整理しました。
握り方・構え方から、3パットを撲滅する距離感の作り方まで、この記事を読むだけで要点がわかります。
- 握り方は逆オーバーラッピングが基本。グリップ上面の平らな部分に両手の親指をまっすぐ乗せる
- 構えはボールに近く立ち、ボール位置は左目の下。肘は軽く曲げてOK
- 打ち方は手首を使わず、肩・背中を縦に動かす「振り子」で。必ず加速して打つ
- 狙いはカップの30cm先(5mまで)。ジャストタッチ狙いがショート=3パットの元凶
💡 結論:パターは「手先で打たない・緩めない」が4人共通の教え
今回分析した4本の動画は、教える人も切り口も違います。
それでも、全員が口を揃えて指摘するNGは同じでした。
「手首を使って打つこと」と「インパクトで緩むこと」の2つです。
手首を使うとフェースの開閉が大きくなり、まっすぐ打てる再現性が下がります。
そして緩んだ(減速した)ストロークはショートの元凶で、堀川未来夢プロいわく、アマチュアの3パットの大半は「入れたい欲」からくるショートが原因とのこと。
だから答えはシンプルで、手首を固定して肩と背中の振り子で打ち、必ず加速して転がす。
この土台を、4本の動画がそれぞれの角度から教えてくれています。
🔍️ 今回まとめた人気動画4本の比較表
まずは全体像です。
動画名をタップすると、その解説セクションにジャンプできます。
| 動画 | コーチ | 再生回数 | ひとことで言うと | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| ① パターの打ち方【超基本編】 | ゴルフ飛ばしてなんぼ! | 182万回 | 基本4ステップを網羅 | 我流を一度リセットしたい人 |
| ② パターの基本(握り方・構え方) | てらゆー(Tera-You-Golf) | 150万回 | 「近く立つ」理由がわかる | 構えを理屈から理解したい人 |
| ③ 3パットしない方法 | 堀川未来夢(ツアープロ) | 119万回 | 狙いはカップの30cm先 | 3パットに悩んでいる人 |
| ④ 外さないパターの打ち方 | 佐伯三貴(元ツアープロ) | 42万回 | 実戦のルーティンを再現 | 2〜3mの勝負パットを決めたい人 |
※再生回数は2026年7月時点の数値です。
📺️ 動画①:パターの基本4ステップ(ゴルフ飛ばしてなんぼ!)
1本目は、182万回再生の「超基本編」です。
握り方→構え方→腕の形→打ち方の4ステップで、パターの型がゼロから作れます。
- 握り方:ショットと同じ握りはNG。左手の人差し指を右手の小指の上に乗せる「逆オーバーラッピング」で、グリップ上面の平らな部分に両手の親指を乗せる。左右の手の甲が真横を向けばOK
- 構え方:スタンスは肩幅、ボール位置は真ん中〜左かかとの間。目の位置からボールを落として着地するところが適正な距離。体重配分は左6:右4で最初から左に
- 腕の形:両肘を軽く曲げて五角形を作る。グリップ位置は体の中央より左(左股関節の前)
- 打ち方:五角形を崩さず、肩を「縦」に動かして打つ。肩を横に回すとフェースが開閉して方向が安定しない
さらに、パターが苦手な人への注意点が3つ。
手首を使わない・必ず加速して打つ・下半身を動かさないです。
特に「バックスイングが大きくフォローが小さい=緩んだ打ち方」はショートパットを打ち切れない典型パターンとして挙げられています。
📺️ 動画②:なぜ「ボールに近く立つ」のか(てらゆー)
2本目は、当サイトのドライバー記事でも登場したてらゆーさんの基本編です。
動画①と重なる部分もありますが、この動画の価値は「なぜそう構えるのか」の理由がわかることです。
近く立つとボールを真上から見られて、ヘッドの軌道がまっすぐに近づく=方向性が安定する。
離れて立つと軌道の円が大きくなり、フェースの向きが狂いやすくなる、という理屈です。
そのほかのポイントはこちら。
- ボール位置は体の中心より少し左、左目の下のラインが目安
- パターのソール(底)を地面にピタッと合わせて置く
- 肘は無理に伸ばさず少し曲げた状態でOK。その角度を変えずにストロークする
- 「極論、入れば何でもいい。ただし確率よく転がすための基本はある」——まず基本から入り、自分流のアレンジは後
📺️ 動画③:3パットを消す「カップの30cm先」理論(堀川未来夢プロ)
3本目は現役ツアープロ・堀川未来夢さんの距離感の授業で、この記事でいちばんスコアに直結する内容です。
ゴルフの1ラウンドの約半分はパット数。
そして3パットの大半は5m以上のロングパットで起きます。
堀川プロの処方箋はこうです。
カップは「通過点」。ボールが勢いを残したままカップ横を通過する強さなら、ラインもヨレず、カップの幅も最大限使える。
実際、PGAツアー選手が5mでショートする確率はわずか2%程度——彼らは全員カップの先を狙っているから、とのこと。
逆に「ジャストタッチで入れたい」と思って打った球は、最後によろよろと失速し、読めない曲がり方をしてカップ手前で止まります。
これが「惜しいのに入らない」の正体です。
距離別の使い分けも明快でした。
- 〜5m:カップの30cm先を狙う(1mの短いパットでも同じ)
- 10m:距離のズレが±1mに広がるので、目標はカップそのものに切り替える
- 下りでも考え方は同じ。「30cmオーバーの勢いでカップ横を通過」が基準
この「5mはカップの30cm先」を意識するだけで4日間の試合でスコアが1打変わる、というのがプロの実感だそうです。
📺️ 動画④:勝負パットを外さない実戦ルーティン(佐伯三貴プロ)
4本目は元ツアープロ・佐伯三貴さんが、2.5mの「一番入れたい距離」を例に実戦の手順を見せてくれる動画です。
グリーン上で毎回やることが、そのままルーティンとして真似できます。
- ボールの線をラインに向ける:ボールに印刷された線(またはマーカーで引いた線)を、打ち出したい方向に後ろから合わせて置く
- ヘッドを線に直角に置いてから構える:いきなり構えると向きが狂う。先にフェースを合わせ、それに対して体をセット
- グリップは限りなく緩く:「ケーキのスポンジが凹まないくらい」ふわっと。強く握るとパンチが入って初速が暴れる
- 両脇〜肘まで脇腹につけて前傾:小さい三角形を固定し、手先ではなく背中と胸で振り子のようにストローク
- 打った後もカップを見ない:ボールが視界を通過するまで我慢し、「左耳で音を聞く」。頭が残れば軌道もブレない
脇が開くとヘッドが8の字に動いてしまう、という指摘は、方向性が安定しない人にそのまま当てはまるはずです。
🏌️ 今日からできるパター練習ドリル3選
4本の動画から、すぐ試せる練習法を3つに絞りました。
- 30cm先ティードリル(動画③):カップの30cm先にティーを刺し、カップではなくティーを目標に打つ。距離感の基準がこれで作られる
- 左耳で音を聞くドリル(動画④):打った後も頭を残し、カップインの音を左耳で聞く意識。ヘッドアップ癖の矯正に効く
- グリップ圧チェック(動画①④):シャフトを水平に持って支えられる程度、「スポンジが凹まない」くらいの力加減を毎回確認してから構える
3つとも道具いらず(ティー1本だけ)なので、次のラウンド前の練習グリーンからそのまま使えます。
💰 自宅練習の道具をそろえるなら
パターだけは、自宅で本番同様の練習ができるクラブです。
毎日5分パターマットで転がすだけでも、距離感とストロークの再現性は確実に変わります。
❓ パターの打ち方に関するよくある質問
📝 まとめ:基本の型→距離感→ルーティンの順に身につけよう
最後に、この記事の要点です。
- 握りは逆オーバーラッピング、構えはボールに近く・左目の下・左6:右4
- 手首は使わず、肩と背中の振り子で。グリップはふわっと緩く
- 必ず加速して打つ。緩みショートが3パットの元凶
- 5mまではカップの30cm先、10mはカップを狙う
- 実戦ではボールの線でエイミング→打った後もカップを見ない
パターはゴルフの約4割を占めるのに、練習量は一番少なくなりがちなクラブです。
だからこそ、基本の型を整えるだけでスコアへの見返りが一番大きい。
まずは次の練習で「30cm先ティードリル」から試してみてください。









