
まっすぐ打つ練習はしてるけど、「どのくらいの強さで打てばいいか」がぜんぜん分からない…。
こんな悩みに答えます。
スコアを崩す一番の原因は、じつは「入らないパット」より「距離が合わない3パット」です。そして距離感がバラつく人には、ほぼ例外なく「基準」がありません。
この記事では、合計90万回以上再生されている人気レッスン動画4本をもとに、パターの距離感の合わせ方を「再現性で作る方法」と「感覚で合わせる方法」の両面から1記事に整理しました。
結論から言うと、距離感は才能ではなく「1つの基準を作って、振り幅で調整する」だけで、誰でも安定します。
- 距離感は感覚に頼らず、「基準の距離(例:5歩)」を1つ決めて振り幅で覚える(動画①)
- スタンス幅とグリップの強さは距離に関係なく全部同じにする。変えると基準が崩れる(動画②)
- 目安を決めたら、あとはグリーンで球数を打って体に覚えさせる。固めず・機械化しない(動画③)
- 打つ瞬間はボールでなくカップ(ターゲット)を見ると、脳が勝手にタッチを合わせてくれる(動画④)
目次
💡 結論:距離感は「基準づくり」と「ターゲットを見る」の2本柱
距離感が合わない人は、毎回ゼロから「どのくらいの強さかな?」と考えています。これでは合うはずがありません。上手い人がやっているのは、次の2つです。
- 基準の距離を1つ作る:「5歩(または10歩)はこの振り幅」という自分の物差しを決める(動画①②)
- 振り幅で距離を調整する:基準より近ければ小さく、遠ければ大きく。強弱ではなく振り幅で変える(動画①)
- スタンス・グリップは固定:距離ごとに変えない。変える要素は振り幅だけにする(動画②)
- 球数を打って体に入れる:基準は頭でなく体で覚える。固めず自然に(動画③)
- 打つ時はターゲットを見る:ボールを見つめるほどショートする。カップを見て打つ(動画④)
ポイントはこの一言。「距離感=基準(再現性)×ターゲットを見る(感覚)」。この2つが噛み合うと、初めての距離でも大きく外さなくなります。ここから4本の動画で、両方のやり方を詳しく見ていきます。
🔍️ 今回まとめた人気動画4本の比較表
動画名をタップすると、その解説セクションにジャンプできます。
| 動画 | コーチ/チャンネル | 再生回数 | ひとことで言うと | タイプ |
|---|---|---|---|---|
| ① 距離感の合わせ方 | てらゆー(Tera-You-Golf) | 53万回 | 5歩を基準に振り幅で覚える | 再現性で作る |
| ② 一瞬でつかむ基準づくり | BONGOLF | 9.9万回 | スタンス・グリップは固定 | 再現性で作る |
| ③ 距離感の出し方 | 中西直人(あゆみch) | 15万回 | 目標を見て球数で覚える | 感覚で合わせる |
| ④ ロングパットのコツ | ゴルファボ(GOLFavo) | 12万回 | ボールでなくターゲットを見る | 感覚で合わせる |
※再生回数は2026年7月時点の数値です。
📺️ 動画①:5歩を基準に振り幅で覚える(てらゆー)
1本目はてらゆーさんの距離感の入門編。月1〜2回しかコースに行けない人が、感覚に頼らず距離を合わせる方法を教えてくれます。距離感のポイントは「歩測」と「振り幅」の2つです。
- まず5歩を基準にする:目標(カップ)から自分の足で5歩の距離を、その日の基準の距離に決める
- 左右対称の振り子で打つ:右と左の振り幅を同じにして、「この振り幅で5歩」という物差しを作る
- 朝の練習は基準づくり:コース当日の朝は「カップに入れる練習」ではなく「今日の5歩の振り幅」を確認する
- 他の距離は基準から応用:半分の距離なら少し小さく、奥の7歩なら少し大きく。振り幅で調整する
傾斜への対応もシンプルです。「上りの5歩は7歩の振り幅で、下りの5歩は3歩の振り幅で」と、歩数を足し引きするだけ。基準さえあれば「半分しか行かない」「行きすぎた」という大ミスが激減します。
パターの打ち方そのものはパターの打ち方の基本で詳しく解説しています。
📺️ 動画②:スタンスとグリップは固定する(BONGOLF)
2本目はBONGOLF。「月1ゴルファーでも2パットで上がる基準づくり」を、実演しながら分かりやすく見せてくれます。動画①の「基準づくり」を、さらに具体的な手順に落とし込んだ内容です。
- 練習グリーンでまず10歩の距離に立つ。この10歩を基準の物差しにする
- スタンスの幅とグリップを握る強さは、近い距離も遠い距離も全部同じにする。ここを変えると基準が意味をなくす
- 変えるのは振り幅だけ:右足の外まで上げて1速、その半分で半速、というように振り幅で距離を覚える
- 5歩は「つま先の前」までの振り幅が目安。自分の中で「この幅=この歩数」を作っておく
核心は「距離ごとにスタンスや力加減を変えず、振り幅だけを変える」こと。変える要素を1つに絞るから、再現性が生まれます。ショートパットが苦手な人はショートパットが入らない原因と直し方もあわせてどうぞ。
📺️ 動画③:目標を見て球数で覚える(中西直人)
3本目はプロゴルファー中西直人さん。動画①②の「振り幅で基準を作る」とは少し違う、感覚を磨くアプローチを教えてくれます。両方を知っておくと、自分に合うやり方が見つかります。
- 「足の外側の振り幅」など目安を決めすぎると、応用が利かなくなるという考え方。決めた幅を超える距離で困ってしまう
- 中西プロの距離感は「目標を見ながら打つ」。打ち出したい方向を見つめ、それに構えて、目標を見たまま振り抜く
- 機械化しない・固めない:人間は生き物なので、ガチガチに固めず、できるだけリラックスして打つ
- とにかく球数を打って転がす。プロが距離感を持っているのは、日々グリーンで大量に転がしているから
「基準(振り幅)は最初の物差し、感覚は球数で上書きしていく」——この順で理解するとスムーズです。ラウンド回数が少ないうちは動画①②の振り幅を使い、慣れてきたら中西プロのように目標を見て感覚で合わせる、と段階的に進めましょう。
📺️ 動画④:ロングパットはターゲットを見て打つ(ゴルファボ)
4本目はゴルファボ。10mを超えるようなロングパットで、なぜショートするのか——その意外な理由と直し方を教えてくれます。
- 手でボールを転がすと寄るのに、パターだと届かない。理由は「頭の中にターゲットまでの距離が入っていないから」
- ボールを見つめて振り幅を決めようとするほどショートする。意識がボールに向くとタッチが出ない
- 素振りは必ずターゲットを見ながら行う。目でカップを見た情報が、手に伝わって自然なスピードを作る
- 本番も目線をボールでなくカップに向けたまま打つと、一番タッチが合いやすい(まずは素振りから練習)
「目測した距離を、手に伝えてあげる。そのために目でターゲットを見ながら素振りする」——これがロングパットの距離感の核心です。動画①②で基準を作りつつ、長い距離ではこの「ターゲットを見る」を足すと、寄せワンが一気に増えます。
🏌️ パターの距離感づくりロードマップ:この順で進める
4本の動画をふまえた、距離感を安定させる順番です。
- 【物差しづくり】朝の練習グリーンで基準を作る(動画①②):カップに入れる練習ではなく「今日の5歩(10歩)の振り幅」を確認する
- 【固定する】スタンス幅とグリップの強さは全距離で統一(動画②):変える要素を「振り幅」だけに絞る
- 【調整する】他の距離は基準からの振り幅で(動画①):半分なら小さく、奥なら大きく
- 【傾斜対応】上り下りは歩数を足し引き(動画①):上りの5歩は7歩、下りの5歩は3歩の振り幅
- 【感覚を足す】長い距離はターゲットを見て打つ(動画③④):ボールでなくカップを見て、目測を手に伝える
- 【磨く】あとは球数を打って体に入れる(動画③):基準は頭でなく体で覚える
💰 距離感の「基準」を自宅で作る練習マット
距離感づくりの最大の壁は「練習グリーンに毎回行けない」ことです。基準の振り幅は本物のグリーンに近い転がりのマットがあれば、自宅でも作れます。
特に長めのパターマットなら、振り幅を変えたときにボールがどこまで転がるかを毎日確認でき、「この振り幅でこの距離」という自分の物差しを体に染み込ませられます。安価なマットにありがちな転がりのムラが少ないものを選ぶのがポイントです。
❓ パターの距離感に関するよくある質問
📝 まとめ:基準を作って、ターゲットを見る
最後に、この記事の要点をもう一度。
- 距離感は「5歩(10歩)の基準の振り幅」を1つ作ることから始まる(動画①②)
- スタンス・グリップは固定し、変えるのは振り幅だけ(動画②)
- 上り下りは歩数を足し引きして調整する(動画①)
- 長い距離はボールでなくカップ(ターゲット)を見て打つ(動画③④)
パターの距離感は、センスではなく「基準(再現性)×ターゲットを見る(感覚)」という手順で誰でも安定します。3パットの多くは「入らなかった」のではなく「距離が合わなかった」ミスです。
まずは次の練習で、カップに入れる練習をやめて、「自分の5歩の振り幅」を作ることから始めてみてください。









