
オーバーラッピングとかストロングとか、結局どれが正解なの?
こんな悩みに答えます。
この記事では、合計530万回以上再生されている人気グリップレッスン動画4本をすべて視聴・分析し、正しい握り方を「理屈→手順→間違い診断→プロの本音」の順に1記事へ整理しました。
レジェンド片山晋呉プロの「骨格から導くグリップ理論」から、現役ツアープロ堀川未来夢選手の本音まで、グリップの疑問がこの1記事で片づきます。
- 左手は親指と人差し指のV字が右肩を指し、ナックルが2〜3個見えるのが正解。左肩を指すとスライス直行
- 手のひらではなく指で握る。右手は中指・薬指の第二関節に沿わせる
- 両手ともV字の隙間を閉じる。ここが緩むとトップでクラブがぐらつく
- 握る強さは最大の20〜30%。連結方法(オーバーラッピング等)は正直どれでもいい
💡 結論:グリップは「クラブと体の唯一の接点」。だから最初に直す価値がある
4本の動画に共通する大前提から。
スイング中、あなたの体とクラブがつながっている場所はグリップだけです。ここが狂っていると、どんなに体の動きを練習してもフェースの向きが毎回変わってしまい、努力が結果につながりません。
逆に言えば、グリップは練習場に行かなくても、今この場で直せる唯一の上達ポイント。
スライスに悩む人ほど効果が大きいのもグリップです(スライスの原因と直し方でも、石川遼プロが「握り方だけで一発解消できる」と語っています)。
それでは4本の動画で、正しい握りを作っていきましょう。
🔍️ 今回まとめた人気動画4本の比較表
動画名をタップすると、その解説セクションにジャンプできます。
| 動画 | コーチ | 再生回数 | ひとことで言うと | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| ① 体に合った正しいグリップ | 片山晋呉(ツアー31勝) | 235万回 | 骨格から導く理屈が明快 | 理屈から納得したい人 |
| ② これだけは知ってほしい握り方 | てらゆー(Tera-You-Golf) | 133万回 | 手順どおりに真似できる | ゼロから作りたい人 |
| ③ 初心者の3大グリップミス | 小池勝次(飛ばしてなんぼ) | 103万回 | 間違い探しで自己診断 | 自分の癖を確認したい人 |
| ④ 堀川流グリップ理論 | 堀川未来夢(現役ツアープロ) | 67万回 | プロの本音「左手が9割」 | 一歩深く知りたい人 |
※再生回数は2026年7月時点の数値です。
📺️ 動画①:「気をつけ」の姿勢が教えてくれる正しい握り(片山晋呉)
1本目はツアー31勝のレジェンド・片山晋呉プロ。「グリップが汚い」とナショナルチームで指摘された原体験から始まる、骨格理論の決定版です。
ところが多くの人は、体の正面で手のひらを合わせた「まっすぐ」の状態で握ってしまう——実はこれ、肩の構造上すでにフェースが開いた握りで、スライスの温床です。
だから正解は、手の甲が斜め45度を向いた自然な状態のまま握ること。PGAの選手がグリップを体の横で決めてから正面に持ってくるのは、この理屈です。
具体的なチェックポイントはこちら。
- 握る場所:小指の第3関節から人差し指の第2関節に向けて、「指の関節」で持つ
- 目安:正面から見て左手のナックル(拳の山)が2〜3個見える。非力な人・女性は3〜4個でもOK
- 親指はショートサム:親指と人差し指の間に隙間を作らない(ティーを挟めるくらい密着)。ロングサムはトップでクラブが揺れる
「死んでいるクラブを生かすも殺すも、最初に触る指」という言葉が刺さります。
📺️ 動画②:手順どおりに真似するだけの握り方講座(てらゆー)
2本目はてらゆーさん。左手→右手の順に、ゼロから握りを作る手順が一番分かりやすい動画です。
- 右手でクラブを軽く支え、左手から握る:左手は人差し指の付け根から小指下のふくらみへ、斜めに通す
- 親指と人差し指の間に隙間を作らず、そのV字が右肩〜右耳を向くように。目安はグリップのロゴが見えるか見えないか
- 右手は左手親指に生命線をかぶせるように握り、右手のV字も右耳方向へ
そして多くの人が悩む「連結方法」への回答が明快です。
「オーバーラッピングでもインターロッキングでも10フィンガーでも、どれでもいい。大事なのは両手の『向き』」
握る強さの基準も具体的で、最大握力の20〜30%。「手首がくるくる回るくらいの脱力」で、スイング中に強さが変わらないことが大切です。
📺️ 動画③:あなたはどれ?初心者の3大グリップミス(小池勝次)
3本目はレッスンプロ小池勝次さん。「間違い探し」形式で、自分の癖を診断できます。
- 左手が開いている:V字が左肩を指し、手の甲が目標を向いている握り。テークバックでフェースが開き、スライスまっしぐら。→ナックル2〜3個・V字は右肩へ。親指はグリップの真上ではなくやや右側に沿わせる
- 右手を深く握りすぎ:指の付け根で握ると右手の力が強くなり、コックが早くほどけてダフリ・引っかけの原因に。→中指・薬指の第二関節に沿って乗せるだけ
- V字がルーズ:親指と人差し指の間に空間があると、トップでクラブがぐらつき、インパクトで当たり負けする。→両手ともV字をキュッと閉じる。左手親指は「腹」をグリップに乗せる(左側面ずれはNG)
それぞれのミスで実際に打って見せてくれる(開いた握り→右に飛ぶ、深い右手→ダフる、ルーズなV字→トップでぐらつく)ので、自分の球筋と照らし合わせるだけで原因の当たりがつきます。
📺️ 動画④:プロの本音「グリップは左手が9割」(堀川未来夢)
4本目は現役ツアープロ・堀川未来夢選手。教科書には載っていない、プロの実感ベースのグリップ論です。
- 指先で握る:手のひら握りは力が入らない。グリップは「クラブと体の唯一の接地面」で、インパクトの衝撃に負けない強度は指先握りから生まれる
- 左手の親指が生命線:役割は2つ——テイクバックでクラブの重みを感じるセンサー、インパクトで上から押すための支点。だから親指の第一関節と人差し指を少しくっつけて固定する
- 左手にグローブをしない理由:左手人差し指の感覚でフェースの向きを確かめているから(プロの感覚論として面白い)
- 右手は正直どうでもいい:左手が決まれば右手は自然に決まる
独自理論も必見です。「左手がストロングなら右手はウィーク気味——両手でプラマイゼロにするとクラブはニュートラルに動く」。
ただしスライスに悩むアマチュアは、まず捕まるグリップ(ストロング寄り)で「球を捕まえること」が先、という現実的なアドバイスも添えられています。
🏌️ 今日からできるグリップ・チェックリスト
4本の動画のエッセンスを、鏡の前でできる順番に並べました。クラブ1本あれば自宅でOKです。
- 「気をつけ」から握る(動画①):腕をダランと下げ、手の甲が斜め45度を向いた自然な状態のまま左手を添える
- ナックルとV字を確認(動画①②③):正面からナックル2〜3個・V字が右肩〜右耳を向いているか
- 指で握れているか(動画③④):左手は指の付け根ライン、右手は中指・薬指の第二関節。手のひらで包んでいたらやり直し
- V字と親指を閉じる(動画①③④):両手のV字に隙間なし・左手親指はショートサムで人差し指側に密着
- 強さ20〜30%で素振り(動画②):手首が柔らかく回るか、スイング中に握る強さが変わらないかをチェック
💰 正しい握りを「型」で毎日確認するなら
グリップは頭で分かっても、数日で元の癖に戻るのが最大の敵です。
指の置き場が型で決まっている練習グリップを自宅のクラブに装着しておけば、毎日の素振りで正しい形が手に染み込みます。1,500円前後の最も安い上達投資です。
❓ グリップの握り方に関するよくある質問
📝 まとめ:道具もお金も要らない、最速の上達ポイント
最後に、4本の動画の要点をもう一度。
- 左手は手の甲45度・ナックル2〜3個・V字は右肩へ(動画①②③)
- 手のひらでなく指で握る。右手は第二関節に乗せるだけ(動画③④)
- V字と親指を閉じる(ショートサム)。左手親指はクラブの重みを感じるセンサー(動画①③④)
- 強さは20〜30%。連結方法は好みでOK(動画②)
グリップ矯正は打ちっぱなし代もかからず、リビングで今夜からできます。
クラブと体の唯一の接点を正すことが、すべてのショットの土台。この記事をブックマークして、週1回のセルフチェックに使ってください。









