
練習場ではそこそこ打てるのに、コースに出るとボロボロ。何が間違ってるの…?
こんな悩みに答えます。
じつは「練習しているのに上達しない」のは、努力不足でも才能のせいでもありません。ほとんどの場合、練習の"やり方"が上達につながらない形になっています。実際、150台から70台までたどり着いたゴルファーも、週1で練習しながら130〜150台のまま2年間停滞していました(動画③)。
この記事では、合計340万回以上再生されている人気レッスン動画4本をもとに、上達しない原因と練習の直し方を1記事に整理しました。
結論から言うと、上達しない原因は大きく4つ。「やってはいけない練習」「考えすぎ」「順序の間違い」「コースでの勘違い」です。
- やってはいけない練習をやめる:マン振り・その場しのぎの修正・クラブ出しすぎ等の5つ(動画①)
- スイング中に考えるのは「止まっている所1つ+動いている所1つ」まで。課題は最低3日続ける(動画②)
- 順序を直す:細かい理論の前に、まず「脱力してポーンと当たる」感覚(=自転車に乗る)を取る(動画③)
- コースで当たらないのは「当てにいって体ばかり動き、ヘッドが動いていない」から(動画④)
目次
💡 結論:上達しないのは「努力の量」ではなく「練習の形」
上達が止まっている人は、次の4つのどれか(または複数)に当てはまっていることがほとんどです。
- 練習の質が低い:マン振り、その場その場の修正、クラブの出しすぎ——「やってはいけない練習」をしている(動画①)
- 考えすぎ:3秒のスイング中に5個も6個も意識しようとして、どれも身につかない(動画②)
- 順序が逆:土台の「当たる感覚」がないまま、細かい理論やテクニックを積もうとしている(動画③)
- コースでの勘違い:当てにいくほど体の運動量が増え、クラブの運動量が減って当たらなくなる(動画④)
共通するのはこの一点。「がんばる方向が、上達につながる形になっていない」だけ。練習量を増やす前に、形を直しましょう。ここから4本の動画で1つずつ潰していきます。
🔍️ 今回まとめた人気動画4本の比較表
動画名をタップすると、その解説セクションにジャンプできます。
| 動画 | コーチ/チャンネル | 再生回数 | ひとことで言うと | 答えている問い |
|---|---|---|---|---|
| ① やってはいけない練習5選 | 小池正治(飛ばしてなんぼ) | 179万回 | 練習の質を下げる習慣をやめる | 何がダメ? |
| ② 上手くならない人の特徴3つ | てらゆー(Tera-You-Golf) | 62万回 | 意識は「止1つ+動1つ」まで | なぜ身につかない? |
| ③ 150→70台の練習順序 | Kenyu Golf | 76万回 | まず「自転車に乗る」感覚から | 何から直す? |
| ④ コースで当たらない勘違い | ひぐけんゴルフTV | 27万回 | 体でなくヘッドを動かす | コースだと当たらない |
※再生回数は2026年7月時点の数値です。
📺️ 動画①:練習場でやってはいけない練習5選(飛ばしてなんぼ)
1本目はドラコンプロ小池正治さん。知らず知らずやってしまう「上達の妨げになる練習」5つを挙げてくれます。自分がやっていないかチェックしてみてください。
- グリップを握ったまま何球も打つ:1球1球握り直す。コースと同じルーティンで打つのが上達の秘訣
- 全クラブをマン振り:体勢が崩れるだけ。練習場では7割スイングで、マン振りの飛距離を出すスイング作りを目指す
- ロブショットの練習:実戦でほぼ使わない。その分30ヤードのアプローチを打つ——ショットの基本が全部詰まっている
- その場その場でスイングをいじる:左に曲がったから手を変える、次は腕……と安易に修正しない。分析してから直す
- クラブを何本も出して打つ:試打会状態はNG。サンドウェッジ・7番(8番)アイアン・ドライバーの3本に絞る
特に効くのが「7割スイングでマン振りの飛距離になるスイングを作る」という考え方。マン振りの練習はコースでもマン振りしかできなくなります。力の抜き方は脱力スイングのコツもあわせてどうぞ。
📺️ 動画②:上手くならない人の特徴3つ(てらゆー)
2本目はてらゆーさん。多くのアマチュアを見てきた経験から、「練習しても上達につながりにくい人」の共通点3つを挙げてくれます。
- 3秒の間に全部できると思っている:スイングは約3秒。その間に何個も意識するのは無理。「止まっているポイント1つ+動いているポイント1つ」までに絞る
- 当たらなかったら自分の動きが間違いだと思ってしまう:新しい動きは慣れるまで当たらないのが当然。最低3日は同じ課題を続ける。当たらないたびに課題を変えると、永遠に前へ進まない
- 打ち放題の元を取りたい:球数を打つことが目的化すると、1球ごとの目的が消える。量より質
「意識は止1つ+動1つまで。課題は3日続ける」——この2つを守るだけで、同じ練習時間の中身が数倍濃くなります。動画①の「その場その場で直さない」とも完全につながる話です。
📺️ 動画③:150→70台。何をどの順序で練習したか(Kenyu Golf)
3本目はKenyu Golf。週1で練習しながら130〜150台に2年間停滞していた本人が、70台まで到達した「順序」を語る実体験ベースの神回です。
- 停滞の原因は「手でボールを打ちにいっていた」こと。手元からボールへ一直線に下ろすからスライスしか出ない
- 理論を積む前に、まず「自転車に乗る」=脱力してもポーンと当たる感覚を取りにいく。一度乗れれば10年経っても乗れる、あの感覚
- 具体的にはトップで脱力→ヘッドが重みで後ろに寝る→手元を真下に下ろすとヘッドが前に倒れてくる——このエネルギーをボールにぶつける
- 毎回、練習の最初に「自転車に乗れているか」を確認してから精度の練習へ。乗れていなければ乗る練習に戻る
刺さるのはこの比喩。「自転車に乗れていないのに、手放し運転や立ちこぎの練習をしていた」。細かいテクニックの前に、土台の感覚。順序を入れ替えるだけで、同じ練習が積み上がり始めます。
トップでの脱力は脱力スイングのコツ、スイングの土台はゴルフスイングの基本で深掘りできます。
📺️ 動画④:コースで当たらなくなる勘違い(ひぐけん)
4本目はひぐけんゴルフTV。「練習場では打てるのにコースでボロボロ」の正体を、運動量のバランスという切り口で解き明かしてくれます。
- コースで当たらなくなる人は、「ちゃんと当てよう」と思うほど体の運動量が増えて、クラブ(ヘッド)の運動量が減る
- 当たりやすいのは逆。体の運動量が少なく、ヘッドの運動量が多いスイング
- ボディターンを意識するより、体は正面に残したまま腕をしっかり振るほうが、コースでは確実にミートする
- この感覚を打つ前のルーティン(素振り)に落とし込むと、コースで崩れたときに立て直せる
「当てにいくと体が動いてヘッドが止まる。振っていいのは腕とヘッド」——コースで乱れたら、この一言を思い出して素振りからやり直してください。動画③の「脱力してポーンと打つ」と同じ結論に、別の角度からたどり着いています。
🏌️ 上達する練習への切り替えロードマップ
4本の動画をふまえて、明日の練習からこの順で切り替えてください。
- 【土台確認】練習の最初に「脱力してポーンと当たるか」をチェック(動画③):乗れていなければ、この日は土台の練習に切り替える
- 【クラブを絞る】SW・7番・ドライバーの3本だけ出す(動画①):試打会状態をやめる
- 【課題は1つ】意識は「止1つ+動1つ」まで(動画②):紙に書いてから打席に入るのがおすすめ
- 【7割で打つ】マン振り禁止(動画①):7割スイングでマン振りの飛距離を出すスイングを作る
- 【3日続ける】当たらなくても課題を変えない(動画②):新しい動きは当たらないのが当然
- 【コース対策】崩れたら「体は正面・腕を振る」素振りでリセット(動画④):30ヤードのアプローチ練習も忘れずに(動画①)
💰 「感覚」を「数字」で確かめるスイングセンサー
動画①②が指摘するとおり、上達しない最大の罠は「その場その場の感覚で直してしまう」こと。感覚は毎日変わりますが、数字は嘘をつきません。
グリップに挿すだけのスイングセンサーがあれば、ヘッドスピード・テンポ・シャフトの動きが1球ごとにスマホへ記録されます。「7割スイングのつもりが実はマン振りだった」「課題を3日続けた成果が数字で見えた」——練習の質が一段上がります。
❓ 上達しない悩みに関するよくある質問
📝 まとめ:練習量を増やす前に、練習の形を直す
最後に、この記事の要点をもう一度。
- やってはいけない練習5つをやめる:連続打ち・マン振り・ロブ・その場修正・クラブ出しすぎ(動画①)
- 意識は「止1つ+動1つ」まで、課題は3日継続(動画②)
- 理論の前に「脱力してポーンと当たる」土台を取る(動画③)
- コースで崩れたら「体は正面・腕とヘッドを振る」でリセット(動画④)
上達しないのは、あなたの努力が足りないからではありません。がんばりが積み上がる「形」になっていなかっただけです。
まずは次の練習で、クラブを3本に絞り、課題を紙に1つ書いてから打席に入ってみてください。









