
100切りの時みたいに「これをやれば」という答えが見つからない…。何を変えればいいの?
こんな悩みに答えます。
日本パブリックゴルフ協会の調査では、ゴルフ場に来場するゴルファーのスコア分布で最も多いのは「90台」で37.8%。つまり90台こそが、最大の停滞ゾーンです。
この記事では、合計290万回以上再生されている人気レッスン動画4本をもとに、90切りに必要な考え方と戦略を1記事に整理しました。
結論から言うと、90切りが100切りと決定的に違うのはここです。100切りは「ダボ基準」、90切りは「ボギー基準+パーをいくつ拾えるか」。基準そのものを入れ替える必要があります。
- 90切り達成者は約2割(80台以下18.3%)。90台が37.8%で最多=ここが最大の壁
- 100切りはダボ基準、90切りはボギー基準+パーを混ぜる。基準の入れ替えが必要(動画①)
- スコア管理は3ホールごとに3オーバー以内で区切る。18ホールを6分割で考える(動画②)
- グリーン周りは寄せなくていい。乗せて2パットでOK。サンドを振らずPWで機械的に(動画③)
- 「90を切る方法」より「90を打たない技術レベル」に達すること。ダボ以上よりパーを多く(動画④)
目次
💡 結論:90切りは「ボギー基準+パーを拾う」ゲーム
100切りと90切りは、必要な発想がまったく違います。100切りはボギー9個+ダボ9個=99という「大叩きを消す」ゲームでした。90切りはこうです。
- 基準をボギーに入れ替える:18ホール全部ボギーで90。だから「ボギーで上出来」が出発点(動画①④)
- その中でパーを拾う:全部ボギーでは90ちょうど。切るにはパーが必要(動画①④)
- ダボ以上よりパーの数を多く:ダボを1つ叩いたら、パーを1つ取り返す計算(動画④)
- 3ホールごとに3オーバー以内で区切って管理する(動画②)
- グリーン周りは乗せて2パット。寄せを狙わずミスを消す(動画③)
大事なのは「パーを狙うのではなく、パーを取れるチャンスを増やす」という発想です。無理に攻めるのではなく、パーが拾える位置にボールを運ぶ。ここから4本の動画で詳しく見ていきます。
📊 データで見る90切りの難易度
まず現実の数字から。日本パブリックゴルフ協会が全国のゴルフ場来場者を対象に行った調査(2012年)のスコア分布です。
| スコア帯 | 来場者に占める割合 | 意味 |
|---|---|---|
| 70台 | 1.9% | 80切り |
| 80台 | 16.4% | 90切り |
| 90台 | 37.8%(最多) | 100切り止まり |
90切り(80台以下)は 16.4%+1.9%=約18.3%。5人に1人に届きません。そして最も多いのが90台の37.8%——ここが最大の停滞ゾーンです。
つまり「90台で止まっている」のは、あなただけではなくゴルファーの最大勢力。ここを抜けるには、練習量より先に考え方の入れ替えが要ります。
🔍️ 今回まとめた人気動画4本の比較表
動画名をタップすると、その解説セクションにジャンプできます。
| 動画 | チャンネル | 再生回数 | ひとことで言うと | 答えている問い |
|---|---|---|---|---|
| ① 100切りとの違い | MY GOLF | 99万回 | ボギー基準にパーを混ぜる | 何が違う? |
| ② 3ホール区切り管理 | たなやんゴルフ | 108万回 | 3ホールで3オーバー以内 | どう管理する? |
| ③ アプローチの判断 | ひぐけんゴルフTV | 53万回 | 寄せずに乗せて2パット | グリーン周りは? |
| ④ 弱者の90切り指南 | コヤマカズヒロ | 37万回 | 方法より技術レベル | なぜ切れない? |
※再生回数は2026年7月時点の数値です。
📺️ 動画①:100切りとの決定的な違い(MY GOLF)
1本目はMY GOLF。100切り編に続く90切り編で、「100切りでは言わなかったこと」を明確に語ってくれます。この記事の核になる考え方です。
- 100切りは「ダボもトリもOK、そこにボギーを織り交ぜる」ゴルフだった
- 90切りは「ボギー以下で回る」のが前提。基本はボギーでいい、その中にパーを交える必要がある
- ダボが出てもいい。ただしパーも取らないと届かないので、パーを取れる確率が上がるゴルフを選ぶ
- OBは最大の敵。100切りなら前のティーでごまかせても、90切りではOBを徹底的に避ける
もう一つ大事なのがメンタル面。「悪い日は、悪い日なりにまとめる練習をする」。1ホール目で大叩きして投げ出すと、残りのホールが全部無駄になります。崩れた日をまとめる力こそが、90台の壁を破る力です。
100切りの考え方はゴルフ100切りの割合・期間・ロードマップで解説しています。
📺️ 動画②:3ホールごとに3オーバー以内で区切る(たなやんゴルフ)
2本目はたなやんゴルフちゃんねる。ラウンド実況しながら、90切りを安定させるスコア管理の型を見せてくれます。
- 90切り=ハーフ45以下で回る計算になる
- 3ホールごとに区切って「3オーバー以内」に収める。18ホールを6ブロックで考える
- 1ホールはボギーで上がれば最低限OK。ダボ・トリを叩くと基準からどんどん離れる
- ティーショットが曲がっても、ボギーで2パットに収めることを常に意識する
18ホール通しで考えると、1つの大叩きでメンタルが崩れます。「3ホールで3オーバー以内」なら、1つダボを打っても次の2ホールで取り返せる——この区切りが、崩れないラウンドを作ります。
アプローチも「寄せてやろう」と力むのが一番よくない、と実演で語っています。リラックスして体の回転で打つのがコツです。
📺️ 動画③:寄せなくていい。乗せて2パットでOK(ひぐけん)
3本目はひぐけんゴルフTV。90切りレベルのグリーン周りは「打ち方」より「判断」だと、状況別に徹底解説してくれます。
- 90切りに寄せは要らない。「乗せて2パットでいい」という状態を作るのが目的
- 一番やってはいけないのはサンドウェッジで振りに行くこと。ザックリ・トップで大叩きにつながる
- 花道など転がせる場所では必ずピッチング。左足体重で、ヘッドと手元を一直線にキープして機械的に打つ
- 58度で「色」を出さない。段を越えてキュッと止める球は、90切りレベルでは一切不要
考え方はシンプルです。「3m残ってもOK。とにかくグリーンに乗せることだけに集中する」。手首を使わず、機械のような動きでミートさせる。これだけでグリーン周りの大叩きが消えます。
アプローチの基本はアプローチの打ち方と練習法で詳しく解説しています。
📺️ 動画④:「方法」より「技術レベル」(コヤマカズヒロ)
4本目はゴルフライター小山和弘さんの「弱者の90切り指南」。90切りの本質を冷静に言語化してくれる、耳の痛い名作です。
- 「18ホール全部ボギーで90」だが、それだけでは90は切れない。必ずパーが要る
- ダボ以上の数より、パーの数が多くならなければいけない。トリやダブルパーが出たら、その分パー以上で取り返す計算
- そもそもパーを取るのは簡単ではない。何百m先の10cm強の穴に4〜5打で入れる——これを何度も要求されるのが90切り
- 「90を切る方法」ではなく「90を打たない技術レベル」に達すると、90切りは現実になる
核心はこの一言。「こうやったら90が切れる、ではない。そのレベルに達すると90が切れてくる」。小手先の方法を探すのをやめて、100切りレベル→90切りレベルへ技術を引き上げる。遠回りに見えて、これが一番の近道です。
🏌️ 90切りロードマップ:この順で組み立てる
4本の動画をふまえた、90台の壁を抜ける手順です。
- 【基準の入れ替え】ダボ基準→ボギー基準へ(動画①④):「ボギーで上出来、パーはボーナス」ではなく「ボギーが基準、パーを拾いに行く」
- 【OB撲滅】1発のOBが2打を消す(動画①):曲がる番手を捨て、確実にフェアウェイへ運ぶ選択をする
- 【区切り管理】3ホールで3オーバー以内(動画②):18ホールを6ブロックに分けて、ブロック単位で立て直す
- 【グリーン周り】寄せずに乗せる(動画③):PWで左足体重・一直線。3m残ってOK、大叩きだけ消す
- 【パーの種まき】パーが拾える位置に運ぶ(動画①):狙って攻めるのではなく、チャンスの確率を上げる
- 【技術レベル】小手先でなく地力を上げる(動画④):アプローチとパットの距離感から
💰 「乗せて2パット」を作るアプローチ練習マット
90切りの分かれ目は、グリーン周りの大叩きを消せるかどうかです。動画③のとおり、必要なのは寄せワンではなく「確実に乗せる」再現性。
アプローチ用の練習マットがあれば、PWでの左足体重・一直線の動きを自宅で反復でき、「ザックリ・トップだけは出さない」感覚を体に入れられます。うねりや傾斜を再現できるタイプなら、実戦に近いライからの判断も磨けます。
❓ 90切りに関するよくある質問
📝 まとめ:基準をボギーに入れ替える
最後に、この記事の要点をもう一度。
- 90切りは約18.3%=5人に1人未満。90台37.8%が最大の停滞ゾーン
- 100切りはダボ基準、90切りはボギー基準+パーを拾う(動画①④)
- 管理は3ホールで3オーバー以内。OBは最大の敵(動画①②)
- グリーン周りは寄せずに乗せて2パット。PWで機械的に(動画③)
90台で止まっているのは、テクニックが足りないからではなく「100切りの基準のまま回っているから」かもしれません。ダボ基準からボギー基準へ。この入れ替えができた人から、80台が見えてきます。
まずは次のラウンドで、「3ホールで3オーバー以内」だけを意識して回ってみてください。









