
ゴルフの18ホールは、たいていパー3が4つ・パー4が10・パー5が4つで構成されています。
じつは初心者がスコアを崩す原因は、パー4よりもパー3とパー5に集中しています。どちらも「短いホール」「長いホール」という見た目に惑わされて、無理な狙い方をしてしまうからです。
この記事では、パー3とパー5それぞれの正しい攻め方を、プロの動画とあわせて解説します。
📝 この記事の結論
- パー3:ピンを狙わずグリーンの真ん中。番手は大きめ
- パー5:2打で届かせようとせず3打で乗せる設計
- どちらもボギーで上等と決めておく
- やってはいけないのは1打で挽回しようとすること
📊 なぜパー3とパー5で崩れるのか
理由は正反対ですが、根っこは同じ「欲張り」です。
| ホール | 初心者が陥る心理 | 結果 |
|---|---|---|
| パー3 | 「短いから乗せられる」 とピンを直接狙う |
池・バンカーに入れて 大叩き |
| パー5 | 「長いから飛ばさなきゃ」 と毎打フルスイング |
曲がって林・OBで 大叩き |
⛳ パー3の攻め方:狙うのはピンではない
鉄則①:グリーンの真ん中を狙う
ピンがグリーンの端に切られていても、狙うのは常に真ん中です。
- ピン奥や手前にはバンカーや池が配置されていることが多い
- 真ん中を狙えば多少ズレてもグリーンに残る
- グリーンに乗れば2パットでもボギーで収まる
鉄則②:番手は大きめを選ぶ
初心者のミスは圧倒的に「ショート(手前)」が多いです。
- ティーグラウンドからの距離表示はグリーン中央までのことが多い
- 手前にはバンカーや池が置かれやすい
- 迷ったら1番手大きく持つ
鉄則③:外していい方向を決めておく
💡 打つ前に「外すならこっち」を決めておきます。池が右なら左に外す前提で狙う、といった具合です。逃げ道を決めてから打つだけでミスの被害が小さくなります。
🏌️ パー5の攻め方:3打で乗せる設計にする
鉄則①:2打で届かせようとしない
パー5は3打でグリーンに乗れば十分な設計のホールです。
- 初心者が2打で届くパー5はほぼない
- 届かないのに振り回すと曲がって林やOB
- 3打で乗せて2パットならボギー。十分な結果
鉄則②:3打目から逆算する
これがパー5攻略の核心です。
🎯 逆算の考え方
3打目を「自分の得意な距離」から打てる位置に、2打目を運びます。
たとえば100ヤードが得意なら、2打目は残り100ヤードの地点まで運べばいい。フルスイングで飛ばす必要はありません。
- 2打目は距離より方向を優先する
- 得意な距離を残せば3打目の成功率が上がる
- 中途半端な距離が残るのがいちばん損
鉄則③:刻むのは逃げではない
「刻む」と聞くと消極的に感じますが、実際にはスコアを守る積極的な選択です。
⚠️ パー5で大叩きする典型は「2打目でフェアウェイウッドを振り回して曲げる」パターンです。林に入れて出すだけで1打、そこから乗らずに…と一気に崩れます。
📈 目標は「パーを狙わない」こと
初心者にとっての現実的な目標を整理します。
| ホール | 目標 | 組み立て |
|---|---|---|
| パー3 | ボギー | グリーン周りに置く → 寄せる → 2パット |
| パー5 | ボギー | 3打で乗せる → 2パット(=ボギー) |
全ホールをボギーで回れば90です。100切りを目指す段階なら、パーを狙う必要はまったくありません。
📺️ 動画①:ショートホールで叩かない攻め方
ドラコンプロが、実際のショートホールで「叩く攻め方」と「安全な攻め方」を打ち比べています。違いが一目でわかります。
⏱️ 動画の見どころ(タップでジャンプ)
📺️ 動画②:パー5の平均スコアにこだわる
パー5をどう組み立てるとスコアが安定するかを、データを交えて解説しています。
⏱️ 動画の見どころ(タップでジャンプ)
📺️ 動画③:ロングホールのマネジメント
ロングホールで無駄打ちを減らす考え方を、実際にラウンドしながら解説しています。
⏱️ 動画の見どころ(タップでジャンプ)
❓ パー3・パー5についてよくある質問
パー3はどの番手で打てばいいですか?
距離表示を見て、その距離を「いつも打てる番手」より1番手大きいものを選んでください。初心者のミスは圧倒的にショート(手前)が多く、手前にはバンカーや池が配置されていることが多いためです。番手ごとの距離が分からない場合はクラブ別飛距離一覧表で目安を確認できます。
パー5で刻むのは逃げではないですか?
逃げではなく、スコアを守る積極的な選択です。初心者が2打でグリーンに届くパー5はほとんどなく、届かないのに振り回すと曲がって林やOBにつながります。3打で乗せて2パットならボギー。全ホールをボギーで回れば90なので、100切りを目指す段階では十分すぎる結果です。
ピンを狙ってはいけないのですか?
初心者のうちは狙わないほうが結果的にスコアが良くなります。コース設計者はピンの近くに罠(バンカーや池)を置くことが多く、ピンを直接狙うとミスの被害が大きくなるためです。グリーンの真ん中を狙えば、多少ズレてもグリーンに残ります。考え方はコースマネジメント入門で詳しく解説しています。
ティーショットが曲がってしまう場合は?
パー5でも無理にドライバーを使う必要はありません。曲がりが不安なら、ユーティリティやフェアウェイウッドでフェアウェイに置くほうが結果的に早くグリーンに近づけます。スライスが出る場合はスライスの原因と直し方もあわせてどうぞ。
📝 まとめ:どちらも「ボギーで上等」
最後に、この記事の要点をもう一度。
- パー3=グリーンの真ん中・番手は大きめ・逃げ道を決める
- パー5=3打で乗せる・得意な距離を残す・刻むのは正解
- どちらも狙いはボギー。パーは要らない
- 大叩きの原因は1打で挽回しようとすること
スコアを崩すのは技術ではなく、打つ前の判断です。
狙い方を変えるだけなら、練習しなくても次のラウンドから実行できます。









